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ネットの分類

有結節ネット

有結節ネット

網目の交差部分が、結びによって構成されているネットです。1つ1つの結節で結んであるため、1ヶ所切れても切り口が広がりにくいネットです。

無結節ネット

無結節ネット

網目の交差部分を撚り込むことで結び目を無くしたネットです。節による強度低下がなく、風の抵抗や伸びを減らせる軽くて丈夫なネットです。

ラッセルネット

ラッセルネット

刺繡のような織り方で、結節部がなく、レース状に編んでいくネットです。素材はナイロンやポリエステルが多く、ソフトなネットです。

※原反から仕立てるため、サイズに関わらずネットにつなぎ目が入る場合があります。予めご了承ください。

糸の太さ表示と種類

デシテックス/dT(フィラメント糸)

例 440dT

      単糸の太さ

/ 44本

単糸を撚り合わせた数

デシテックス【dtex】はISO【国際標準化機構】が提唱する、繊維の単糸を表す新しい単位です。
10000m/1グラムの糸の太さを表します。なお、日本では従来デニール(d)を基本として使用していた関係で、デニールをデシテックスに簡易換算して表記してあります。綿糸などの紡績糸を指します。綿に代表されるように、手触りがソフトで滑りにくいのが特徴です。

番手/S(スパン糸)

例  20S

    単糸の太さ

/ 90本

      単糸を撚り合わせた数

紡績糸の太さを表す単位で、1ポンド【約454g】あたり840ヤード【約768m】の太さを1番手とし、番手数が多いほど、糸が細いことを表します。いずれも天然、化学繊維の両方に見られる糸の形状です。絹を始めとする長繊維の糸を指します。連続糸のため、引張強度に優れています。

主な繊維の特徴

種類 特徴
ナイロン
破断強度が大変高いが、ビニロンやポリエステルに比べ耐候性に劣る・伸び率が高い・繊維が柔らかく、発色が綺麗。
フレキシブルポリ   
ポリエチレン繊維の欠点であった固さを少なくした、しなやかで強靭な繊維。
アクリル
肌触りが良くきれいな色に染まり、色落ちしにくい繊維なので衣料品に多く利用されており、産業用によく使われる繊維に比べ強度の面では落ちるが綿よりも引張り強度と耐摩耗度は上。
ポリエステル
摩擦に強く耐候性に優れており伸びが少ない・破断強度が高く吸水性がない・繊維が柔らかい。
ビニロン
摩擦に強く耐候性に優れていて、吸水が良い・伸び率がやや高い・スパン糸は繊維が大変柔らかい。
ポリエチレン
比重が0.94~0.96と非常に軽量で水に浮く・ポリエステル、ビニロンに比べ耐候性に劣るが、ナチュラル以外は比較的、耐候性が良い・破断強度が高い・伸び率が高い・繊維がやや固い。
ポリプロピレン
比重が0.91と非常に軽量で水に浮く・破断強度が高い・吸水性がない・伸び率が低い。耐候性に劣るため、屋外での長期使用は不適切。
イザナス®
重量あたりの強度はピアノ線の約8倍という超高強力糸で、比重が0.97g/㎤と非常に軽く従来の他繊維よりも垂れにくい。軽いため、取り扱い易い。イザナスⓇは東洋紡(株)の登録商標です。
シュターク
芯にスーパー繊維を入れ、外皮をポリエステルにする事で、芯を保護し、高い破断強度を維持しつつ、コストパフォーマンスを実現させたスーパーフィラメント。
テクノーラ
超アラミド繊維にポリエステル被覆を施し、スチールワイヤーの欠点であった【ささくれ】によるアクシデントを解消し、強度と耐候性がアップ。テクノーラ®は帝人テクノプロダクツ(株)の登録商標です。